哲のphoto box

ロシアの隕石落下騒動と小惑星地球大接近！

15日正午過ぎ、ロシアのチェリャビンスク州に大きな隕石が落下し、地上5キロほどでの空中爆発の衝撃波により半径数100キロ内で500人以上の怪我人が出る騒ぎがあったことが報じられましたが、折も折、この16日明け方４時過ぎには小惑星2012DA14(直径約45M、重さ13万トン）が地球から目と鼻の先の僅か約27、700キロ（地球２個分）のところを通過します。
こんなに近くを小惑星が通過するのは天体観測史上初めてのことで、少しでも軌道がずれたら地球と衝突して大変なことになる可能性もありました。
今から100年ほど前にはロシアのシベリア奥地にツングースカ隕石が落下して空中爆発した衝撃でシベリアのタイガ樹林が極めて広範囲になぎ倒されたことがありましたが、これが日本だったらと思うとゾッとします。

2000mmデジタル望遠（NIKON P510）で満月を撮る （11月28日18：30）

一昨日（28日）の夜、西山の上空にある満月をNIKON P510のデジタルズーム2000mmで撮ってみましたが、やはりこのカメラで月を撮るのはAFの迷いが半端ではなく、ピタッと収めるのは簡単ではありませんでした。
AFを「風景モード」にしても同じで、この点に関しては大いに不満が残るところで、マニュアル操作ではピントのピークが掴みづらいのでなおさらです。
その他のシーンでの撮影ではまずまず満足しているのですが・・・。

三日月 （11月16日17：20）

小春日和で気持ちよく晴れた16日の夕刻、暮れ行く空にきれいな三日月がかかっていたので、NIKONP510を持ち出して2000mmデジタルズームで一枚。

「月」をデジタル2000mmで撮る（NIKON P510)

NIKON P510を持ち出して焦点距離2000mmのデジタルモードの超望遠で手持ちのISO200、F8、1/2000秒で中天にかかる月を撮ってみました。
この画面はノートリミングで、デジタルズームのため画質的にはさっぱりでしたが結構迫力ある月が撮れ、NIKON P510の面白さをあらためて体感したことでした。

「金星の太陽面通過」を撮影

予想通り６日は晴天になり、金星の太陽面通過をしっかり撮ることが出来ました。
撮影は金環食撮影時と同じ設定で行いましたが、いわゆる「太陽眼鏡」では太陽が意外なほどに小さく見えるだけなので金星の姿を目視することはほとんど出来ませんでした。
この金星の通過映像は6月6日12：15に撮影したものです。
それにしても、金星は地球とほぼ似た大きさの惑星ですが、そうならば地球という惑星は太陽と比べると何と小さな星なのでしょうか。
その小さな星の表面でわれわれ人間は生きるの、死ぬのと蠢いているのです。

気になる6月6日の空模様

台風３号が６日頃に本州南沖を北東進するものと思われますが、そこで気になるのが太陽の前面を金星が横切って行くのが観測出来る6月6日の空模様です。
過日の金環食のときもそうでしたが、肝心な天体ショーの時に天候が思わしくなくて「晴れてくれ！」ってやきもきする気分を味わった人は多かったと思いますが、今回もドンピシャのタイミングでの台風接近が予測されるので果たしてどうか、という状況になってきているみたいです。
3日夜の時点でのGPV予測図では６日の午前中は京都付近も雲が多く、雲の切れ目から太陽の前面を金星がゆっくりと横切って行く様を観測出来るかどうかの非常に微妙な予報になっていて、台風３号の今後の進行速度や北上の具合によってはさらにがっかりする結果となるかもしれません。
こればかりはどうにもなりませんが、金環食時のように雲が消えてくれることを祈るのみです。

金環食の「ベイリービーズ」撮影に成功！（5月21日07：30分）

念願の金環食時のベイリービーズの撮影に成功しました。
京都の西京極は今回の金環日食帯の最北端の限界ギリギリに位置しているので、月の地形の凸凹によって瞬間的に太陽の光が月の地形の高低の隙間から漏れて生じる現象であるベイリービーズを撮るために桂川の土手に待機していたのですが、ベイリービーズをしっかり捉えることが出来ました。
実に素晴らしい光景でした。
NIKON DX3 AF-S NIKKOR70~300mm 1:4.5-5.6G ND400+ND8+2倍テレコン、ISO100 F11 1/8000秒（トリミング有り）
撮影位置情報　34.993249　135.711000（GPS）

金環食撮影へのお手軽対策⓶ （三脚使うならギヤ雲台がベスト）

５月21日の金環食撮影に向けてあれこれ考えているのですが、当日は晴天だとしても朝なので太陽がまだ比較的低い位置にある時の撮影でもあるし、薄雲に太陽がかかったり、黄砂があったりして光量が通常より落ちることもあり得ると、300mmにND400とND8の２枚併用+２倍テレコンで1/500くらいにの手持ち撮影になるようなら三脚を使った方ガよいかな，とも思うわけです。
で、三脚を使う場合、通常の雲台や自由雲台では太陽の移動を追う場合、どうしても緩めたり閉めたりする手間と位置決めしてもネジを閉める際に僅かに動くことがよくあるので、これを避けるために赤道儀を使用しての撮影なんて贅沢なことも出来ないので、手持ちのギヤ雲台を経緯台代わりに使うことにしました。
これなら頑丈ですし、カメラとレンズの重量にも耐えられるうえ、３軸のうちの２軸のギヤの順次微調整で太陽の動きを液晶画面のチラ見追尾でシングルショットを積み重ねることが出来るからです。
もちろん、シャッターレリーズはリモートの３秒間隔での自動コマ撮り設定にしておこうかなと・・・。
そうなれば、このところ出番が少なくなりつつある大型三脚とギヤ雲台ですが、久しぶりの活躍になるかもしれません。

金環食撮影へのお手軽対策⓵ （手動無限遠ピントの固定）

いよいよ５月に入り、期待の金環食の日が近づいて来ました。
ところで、金環食をデジタル一眼レフで撮影する際は光量減光フィルターを使うとしても、ファインダーで直に金環食中の太陽をファインダーで直にピントを合わしたりフレーミングするのは避けねばなりません。
ましてや、70〜300mmズームにKENKOの古い２Xテレコンバーターの組合わせではオートフォーカスは効きません。
なので、マニュアルでピントを無限遠にして手持ち・1／4000の「ファインダーのチラ見」で撮るつもりですが、超望遠の場合は被写界深度が浅くなるだけに、フォーカスリングの僅かな動きが画像の品質に大きく影響します。
しかも厄介なことに、レンズの∞記号の位置がそのレンズの実際の無限遠ピントの位置とは限らないうえに、フォーカスリングは動き易いので距離を∞マークにただ合わせるだけでは不十分です。
そこで予め実際に無限遠の被写体に正確にピントを合わせ、その位置でズームリングとフォーカスリングとを写真のようにパーマセルテープで貼って相互が動かないように固定しておけば、フーカスリングはしっかり固定出来、カメラを動かしたりフォーカスリングにちょっと触ったくらいではピントがズレることはありません。
この何でもない簡単な方法で撮れば、これまで夜景や星空撮影時の暗がりでのマニュアルフォーカス時に味わって来たイライラからも開放されるものと期待しています。

金環食のテスト撮影（デジタル一眼で太陽を撮る）

5月21日には日本各地で金環食が見られるということで話題になっていますが、写真をやっている者としても「金環食を撮ってやろうか」という気持ちになるのは当然なことです。
でも、金環食撮影は当日の天候次第というリスクがあるので、太陽撮影用の特殊な光量低下用フィルターの入手には10,000円以上なため年金暮らしには縁のない話なので、手持材料で何とか出来ないかと考えてテスト撮影してみました。
27日は黄砂もなく澄み切った空から初夏を思わせる太陽が眩しく照っていましたが、これをNIKON D700に70〜300VRズーム+2倍テレコン+(ND400+ND8)フィルター、ISO L1.0、F11．1／4000秒という設定（フォーカスは予めマニュアルで無限設定）で16時40分の太陽にカメラを向け、ファインダーの「ちらり確認」で手持ち撮影したところ、黒点まで確認出来るなどバッチリの結果を得ることが出来ましたので、当日はこれで行こうと思っています。