2018年 07月 18日
この猛暑は月末まで続く? |
気象庁の天気予報でも時々出て来る「太平洋高気圧の上に上空のチベット高気圧が重なって・・・」というのは、毎年暖かくなって来ると夏を中心にアフリカからアジアにかけての後半に対流圏上層に発生する広大な高気圧が日本付近まで勢力を伸ばして、日本に張り出している太平洋高気圧の上空をすっぽり覆ってしまう結果、偏西風帯までを北へ押し上げてしまい、北極圏上空の寒気を日本から遠ざけてしまう結果、日本上空は地表から対流圏まで高気圧の下降気流のため雲が発生しにくくなるため、暑い太陽光が何の妨げもなく上空から地表を照りつづける状況を言っているわけです。
しかもやっかいなことに、この高気圧は長続きするのが常なので、南の海に台風が発生しても日本本土には寄せつけずにフィリピンか台湾、北寄りに進んでもせいぜい先島諸東方面から南シナ海や大陸方面に追いやってしまう事になるでしょう。
そんなわけでここしばらくは猛暑(酷暑)続きで各地での水不足の心配も出て来るかも知れず、後は局地的な雷雨等に期待するしかないのかも知れません。
5年前の夏もそんな感じで推移し、9月中旬頃にやっとやって来た台風の大雨で桂川が嵐山や下鳥羽方面で氾濫した事もあったので、この猛暑続きが一段落した後の気象状況がどうなるか気になるところです。
by rondoharmonia
| 2018-07-18 10:12
| 哲のお天気台