2017年 07月 12日
西ノ宮砲台 |
思っていたより大きな砲台ではありましたが、その外観も奇妙なもので驚きました。
何でも3階建て構造で2階部分には多方向に四角い砲口が空けられた中に2門の大砲が設置されていたとのことですが、試射してみたら砲煙が室内に充満してその用を成さないことが判ったこともあって実際には使われなかったとか。
「そんなことは判り切ったことなのに」とは言え、幕末期の国防手段の一つとしてこの砲台の建造が大慌てで急ぎ進められた当時の幕府の追いつめられていた事情を表す歴史的建造物であることには違いありません。
なお、下段左の図は明治末期の香櫨園浜付近の地図で、右は現在の同エリアの地図です。
by rondoharmonia
| 2017-07-12 19:15
| 哲の雑記帖(トピックス)