2015年 01月 24日
違和感が残る2つの記者会見 |
72時間とされたタイムリミットをとっくに過ぎたこの時点でもまだ解決していない「イスラム国・日本人人質事件」ですが、この事件に関連した二つの記者会見映像(you tubeより)を見て大きな違和感を持ったのは私だけではないと思います。
先ず、昨年夏から秋にかけて件の2人の日本人が「イスラム国」なる集団に拘束されていることを既に知りながら、安倍首相は中東歴訪でイスラエルを訪れた際の会見で、日の丸国旗とイスラエル国旗が並び立つ前で「イスラム国と対峙する国々(アメリカを中心とする有志連合国)に多額の援助資金を提供する」と語っていました。
イスラム国が「拘束していた人質に身代金を出せ」と公開映像をネットに流した時点で「あれはあくまでも<イスラム国>のために追われた人たちへの人道支援金だ」と言い繕っても、イスラエル国旗の前での資金提供を語ったのですから、いスラム圏の人々の受け止め方は違ったものになるのは目に見えていたはずでしょう。
これはもう思慮を欠いた完全なる<アベのミス>意外の何ものでもありません。
もう一つの大きな違和感を感じた会見は、昨日(23日)の「日本外国特派員協会」による、「イスラム国に拘束された後藤健二氏」の母親の記者会見でした。
テレビメディアのニュースでも流されていたこの会見の様子ですが、その放映された部分だけをとるなら息子のことを心配する母親としての当然の言葉が発せられており、「そうだろう、そうだろう・・・」と私も聴いていました。
ところが、この会見は実際には通訳時間を含めて1時間13分近くもあったことを知り、いったいどんな内容が話されていたのか知りたくなり、フルタイム放映の「youtube」をしっかり聴いて観ました。
ところが、会見中には何人かの外国人記者の要点をついた質問があったにもかかわらず、それにほとんど答えることなく、後藤氏の実母「石堂順子氏」は「イスラム国なる原理主義的過激派集団」と現実の「イスラム圏諸国」との区別もついていない状態で、しかも大切なはずの息子の命の問題なのに、原発問題や地球の自然と平和を守るべきだとか、イスラムの子供たちの教育をしたい等々、繰り返し繰り返し述べ続けていました。
不思議だったことは、「息子の妻と初めて連絡がとれた」といいながら、次には「健二の妻と名乗る女性から・・・」と言うなど、「えっ、どういうこと?」というような表現もあったりでした。
またそれとは別に、この会見中の通訳の女性と世話役らしい男性の会見の運びがうまく行かないのをどう軌道修正するかでこまったような表情と、あたふたする姿も気の毒でした。
イスラム国が「拘束していた人質に身代金を出せ」と公開映像をネットに流した時点で「あれはあくまでも<イスラム国>のために追われた人たちへの人道支援金だ」と言い繕っても、イスラエル国旗の前での資金提供を語ったのですから、いスラム圏の人々の受け止め方は違ったものになるのは目に見えていたはずでしょう。
これはもう思慮を欠いた完全なる<アベのミス>意外の何ものでもありません。
もう一つの大きな違和感を感じた会見は、昨日(23日)の「日本外国特派員協会」による、「イスラム国に拘束された後藤健二氏」の母親の記者会見でした。
テレビメディアのニュースでも流されていたこの会見の様子ですが、その放映された部分だけをとるなら息子のことを心配する母親としての当然の言葉が発せられており、「そうだろう、そうだろう・・・」と私も聴いていました。
ところが、この会見は実際には通訳時間を含めて1時間13分近くもあったことを知り、いったいどんな内容が話されていたのか知りたくなり、フルタイム放映の「youtube」をしっかり聴いて観ました。
ところが、会見中には何人かの外国人記者の要点をついた質問があったにもかかわらず、それにほとんど答えることなく、後藤氏の実母「石堂順子氏」は「イスラム国なる原理主義的過激派集団」と現実の「イスラム圏諸国」との区別もついていない状態で、しかも大切なはずの息子の命の問題なのに、原発問題や地球の自然と平和を守るべきだとか、イスラムの子供たちの教育をしたい等々、繰り返し繰り返し述べ続けていました。
不思議だったことは、「息子の妻と初めて連絡がとれた」といいながら、次には「健二の妻と名乗る女性から・・・」と言うなど、「えっ、どういうこと?」というような表現もあったりでした。
またそれとは別に、この会見中の通訳の女性と世話役らしい男性の会見の運びがうまく行かないのをどう軌道修正するかでこまったような表情と、あたふたする姿も気の毒でした。
by rondoharmonia
| 2015-01-24 09:45
| 哲の雑記帖(トピックス)