西之島の標高は74mに!(国土地理院・7月23日発表) |

2ヶ月前までの71mとさほど差がないのは意外でしたが、面積は1.08㎢になったと推計され、1日当たり約10万㎥の溶岩の流出で島の東と南側への陸地拡大化が継続されている模様です。
国土地理院による地形判読で、北側火口(下図①)の活動は活発で火山砕屑物の放出で大きく成長していることや、②③の火口は活動が休止、南と北の火砕丘の間に出来た火口④から溶岩が噴出するようになって東と南方向に溶岩流が流れることで陸地の拡大化が進んでいる、という報告がなされていました。
なお上の写真は、無人観測機によって撮影された7月4日時点での西之島の全景で、2番目の図は東大地震研によるもので、中央火口から流れ出る新たな溶岩流が、先に流れ出て溶岩流を覆うように流れ出ていることを示しています。