2009年 08月 25日
十勝海岸・旭浜トーチカ群 |
十勝海岸の旭浜にも、終戦間際に数多くのトーチカが急造されましたが、結局、これらは一度も実戦に遭遇せずに終戦を迎えました。
戦後、米軍の手で各地の戦争施設の殆どが徹底的に破壊されましたが、この北海道十勝沿岸エリアは当時の日本の状況下では全くの辺境の地であったため、旭浜のトーチカ群は爆破処理からも免れて現在まで放置されて来ました。
建設当時は海岸段丘の草むらや樹木に隠れるように建造されましたが、年月と共に太平洋の荒波や潮流による海岸浸食作用で海岸線が削り取られ、今ではトーチカの殆どは段丘からずり落ちたり、波打ち際にその武骨な姿を危なっかしく晒しています。
今もなお戦争当時のイメージを色濃く残しているこれらのコンクリートの塊ですが、人知れず、海に呑み込まれてしまうのも時間の問題でしょう。
戦後、米軍の手で各地の戦争施設の殆どが徹底的に破壊されましたが、この北海道十勝沿岸エリアは当時の日本の状況下では全くの辺境の地であったため、旭浜のトーチカ群は爆破処理からも免れて現在まで放置されて来ました。
建設当時は海岸段丘の草むらや樹木に隠れるように建造されましたが、年月と共に太平洋の荒波や潮流による海岸浸食作用で海岸線が削り取られ、今ではトーチカの殆どは段丘からずり落ちたり、波打ち際にその武骨な姿を危なっかしく晒しています。
今もなお戦争当時のイメージを色濃く残しているこれらのコンクリートの塊ですが、人知れず、海に呑み込まれてしまうのも時間の問題でしょう。
by rondoharmonia
| 2009-08-25 00:20
| 戦争遺構を巡る