「第11回・創作ピンホールカメラとその写真展」を見る |
木彫りの女性の胸像から頭髪部分を外すとやはり木で作られた脳(中は空洞)が現れ、その一部をつまみ上げるとそこが針穴という奇抜な発想の針穴カメラですが、脳を取り出したその底に角度を変えて重ねたて装填された35ミリフィルムに、それを覗き込んだ作者自身の像が脳の針穴を通して写っている、というその凝ったコンセプトが面白いと思いました。
また、会場で、針穴写真の世界ではカリスマ的存在であり、ファンが多い「しきはん」さんといろいろお話しさせていただくことが出来たことも大きな収穫でした。