2011年 10月 22日
小惑星「ベスタ」の詳細写真発表(NASA) |
「ベスタ」は約46億年前の太陽系惑星形成期、木星の強い重力によって惑星になりきれなかった微惑星の名残で「宇宙の化石」と考えられており、地球に飛来して来る隕石のほとんどはこの「ベスタ」由来のものだとされています。
「ドーン」は今後1年間、「ベスタ」上空2700kmを周回しながらより詳細なデータを地上に送って来る予定で、約180kmまでの最接近も試みる計画もあるとか。
上の写真は「ドーン」からのデータをアナグリフ方式による3D化した画像で,右目用が青で左目用が赤の3D眼鏡で見れば上下にやや扁平な丸い形をした「ベスタ」を見ることが出来ます。
これまでは、あのハッブル宇宙望遠鏡をもってしても下の画像程度のものしか得られなかったことを思うと、探査衛星の重要性がよく理解出来るというものです。
by rondoharmonia
| 2011-10-22 00:00
| 哲の星話し