今なお残る「師団街道」と「第一軍道」 |
戦後65年以上にもなるというのに京都ではここだけに旧軍時代(戦時中までの)の道路名が堂々と生きています。
写真の手前から右向こうへ南北に走るのが「師団街道」で、画面を左右に東西に走るのが「第一軍道」。
その交差するところの向こうにある大きな建物が現在の「龍谷大学」で、元は南京占領で名を馳せた伏見師団(陸軍第16師団)の兵器支厰だったところで巨大な兵器倉庫が並んでいたそうです。
「師団街道」は師団の移動のために戦前に開設された軍用道路で、「第一軍道」は広大な16師団関連の敷地が疎水で東西に分断されていた不便さを解消するために開設されたもので、疎水と京阪電鉄線の軌道を跨ぐ跨線橋を経て東西の軍の敷地を繋ぐ三つの軍用道路のうちのもっとも北側にあるものを指します。