2009年 04月 01日
掩体壕の形 |
航空基地に設けられた、敵空爆から戦闘機等を守るための防御格納庫は飛行機の周囲をコの字型に囲った土手による無蓋掩体壕と鉄筋コンクリートによる覆いを持った有蓋掩体壕の2種類がありました。無蓋掩体壕のほとんどは長年の風雨もあってそのほとんどが消失していますが、コンクリート製の有蓋掩体壕は、数は少ないものの現在もなおその形を維持したまま各地に残されているものもあります。掩体壕正面の形状も海軍と陸軍では若干の違いがあったようですが、その全体的な形状も概ね、二枚貝の片側を伏せたような形状のものと段差の付いた2段構え(下の写真)のものに大別できるようです。
by rondoharmonia
| 2009-04-01 09:52
| 戦争遺構を巡る