2009年 01月 15日
防人の遺書 |
これは回天記念館に展示されている、南の海に散って行った回天搭乗員の遺書の書き出しと末尾の一部です。当時の流れの枠組みのなかで、そうと信じた大義に殉じようとしつつも様々な葛藤があったことは、他の搭乗員たちの遺書の行間からも伺えるのですが、この遺書の最後にある「願わくは君が代守る無名の防人(さきもり)として・・・」のくだりを目にしたとき、それらの全てをこの表現に包み込んで自分を必死に納得させて出撃して行ったであろう青年たちの心情を思わざるを得ませんでした。
by rondoharmonia
| 2009-01-15 23:50
| 戦争遺構を巡る